整体師になるには?技術資格取得方法・受講費用・開業費用などまとめ

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整体師とは

整体師という言葉を聞いて、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?

筋肉をほぐす人、骨格の矯正をしてくれる人、傷めた体をケアしてくれる人、接骨院や鍼灸院で働いている人などが思い浮かぶと思います。

整体を一言で表現すると『心身共にケアをする事』です。

それにのっとると体に良い事を行う施術家は、皆整体師です。

しかし、今回は、手技療法の分野で、整体師と柔整師・鍼灸師・あんまマッサージ師を別物にして考えていきます。

① 整体師

民間団体による、学校や講座などで、人体を健康に導いていく勉強(基礎医学や整体学・技術など)をして、その技術を提供している者。

② 国家資格を有する施術家

国の定めた機関や学校により、必要な勉強を積み、国の定める試験を受験し、合格して、その技術を提供している者。

この様に、管理する団体が違うという事になります。

勉強する内容は、同じ部分(基礎医学や心理学など)もあれば、それぞれの専門的分野(柔道征服術・鍼灸術・カイロプラクティクなど)により異なります。

民間資格と国家資格

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なぜ、民間資格と国家資格に分かれる必要があったのか?

これは、戦前戦後の日本の法律が影響しています。

戦前は、国家資格が大変少なかったです。

明治44年(1911年)按摩術営業取締規則、昭和21年柔道整復士術営業取締りなどの取り締まりがあったものの、柔整師・鍼灸師・あんまマッサージ師・整体師など、これら整体業は国家資格・民間資格というくくりが存在していませんでした。

昭和22年(1947年)に按摩、鍼、灸、柔道整復が営業法として法制化されましたが。後の昭和45年に柔道整復師だけ分離して、単独柔道整復師法が制定されました。

そして、国家資格としての位置づけになったのは、平成元年(1989年)と、割と最近の話になります。

そしてここに漏れた施術を行っていた人々が、整体師というくくりに存在します。

以前柔道整復師をしていたが、試験に落ちた人や、鍼灸・按摩マッサージに関しては、当時は目の見えないハンデのある方の職業として、制限をかけていましたので、それ以外の人が後の整体師になっていきます。

柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師の違い

ここで簡単に、柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師の違いをまとめます。

① 柔道整復師

日本古来の武道(柔道)の活法と言われる、治療や手当の技術に西洋学的な知識が加わって、様々な外傷のケアをする人をさします。

骨折・脱臼・捻挫などの治療施術ができ、接骨院・整骨院を開業できる資格です。

高等学校卒業後、柔道整復の養成施設(専門学校・大学)にて、3年(大学4年)履修することで、柔道整復師の国家資格試験受験資格がもらえます。

柔道整復師の学校は、全国で100校以上あるので、自分に合った学校が探しやすいです。

② 鍼灸師

中国を起源にもった、伝統的医療で、針や灸を経絡、経血に置く事で回復を促す施術ができ、鍼灸院を開業できる資格です。

高等学校卒業後、鍼灸の養成施設(専門学校・大学)にて、3年(大学4年)履修し、卒業することで、鍼灸師の国家資格試験受験資格がもらえます。

鍼灸師の学校は、全国に90校以上あるので、自分に合った学校が探しやすいです。

③ あんまマッサージ指圧師

鍼灸と同じく、中国を起源にもった東洋医学で、衣類の上から施すあんま・指圧と、肌に直接触れて施すマッサージの施術ができ、あんまマッサージ指圧院を開業できる資格です。

あんまマッサージ指圧師の養成施設(専門学校・大学)にて、3年(大学4年)履修し、卒業することで、あんまマッサージ指圧師の国家資格試験受験資格がもらえます。

また、あんまマッサージ指圧師の学校は、全国に21校しかないので、割と狭き門になります。

整体師になるにはどうしたらいいか?

ご自身の怪我の経験から、受けた施術に感動して、整体師になりたいと希望を持つ方がよくいらっしゃいます。

今から柔道整復師や鍼灸師などを目指すには難しいけど、専門学校での履修で、民間資格ならやれそうな気がすると思われる方も多いと思います。

そこで整体師になるには、どうしたらいいのか?をお伝えします。

整体師になる為の過程は様々

流れとしては、整体の専門学校や通信講座など(1~2年)に通い、基礎医学や整体学、実技などを勉強する必要があります。

たまに整体師セミナーのちらしがポスティングされていることがないでしょうか?

大体書かれている内容は、2日間の実技セミナーで、何でもできる整体師に!とあります。

整体師として、2日間の実技セミナーでなんでもできる様になるのか?と言われたら、「無理」と答えさせて頂きます。

先にも書きましたが、整体師を養成する学校や講座が1~2年あります。

ということは、最低でも1~2年はかけて学ばないと、安心安全性は保障できないという事になります。

これから目指したい方は、民間資格だからこそ、今後『人体に影響を及ぼす施術をする』という責任感をしっかり持って、学ぶ姿勢が必要不可欠です。

私自身も、セラピストとして活動していましたが、より深く、多くの技術を取得したくて、通学制でカイロプラクティックや健康管理などを学び現在に至ります。

民間セミナー・講習会・学校などでの費用

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各養成施設がどの様な事をしていくのか、学費はどれくらいかかるのかをみていきましょう。

① 整体専門学校

こんな人に向いている:本気で整体師になりたい、カイロプラクターになりたいという人。

通学期間:1~2年(通学期間内にインターンを行う学校もあります)
費用:学校のコースにより異なりますが、¥200,000~2,500,000程度

カリキュラム:昼間部・夜間部の2部制になっている学校が多く、学校により取り扱う専門性が違う為、授業内容は各校様々です。

              
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主に、カイロプラクティックをメインとした学校は、西洋医学メインの基礎医学(解剖・生理・整形外科・心理・一般臨床など)とカイロプラクティック理論・技術を学びます。

その他、リフレクソロジーやヨガ、ストレッチ、スポーツトレーナーなどは、学校により内容は異なりますが、基礎医学とそれぞれの専門知識(リフレクソロジー・ヨガ・ストレッチ・トレーニングなど)を学びます。

② 整体通信教育

こんな人に向いている:知識を学びたい人。数多くの技術セミナーに通って、理論を学んでいない人。
講座期間:通信講座により異なりますが、1ヵ月~3年
(内容や受講コースを複数持っている場合は、3年以上受講可能期間がある通信講座もあります。)
費用:通信講座により異なりますが、¥20,000~1,400,000程度

カリキュラム:通信講座により異なりますが、主に東洋医学メインの基礎医学(解剖・生理・心理・サービス理論など)のDVDを見ながら学びます。

通信講座により、実技講座が設けられていて、この場合は、あるセクションまで学ぶと、セミナーやスクーリングという形で対人の講座が開かれます。

③ 民間セミナー・講習会

こんな人に向いている:既に整体を勉強している人。開業・または施術者として活動している人。
講習会日数・回数:平均1~7日で、1回の受講で終わる内容のものから、数か月に渡り、数回の講座を設けるものもあります。
費用:セミナー・講習会により異なりますが、¥3~30万程度

3つに分けてご紹介しましたが、民間資格ということで、学校や講座により内容や金額、期間がそれぞれ異なります。

期間が短くて値段も安いものは、いろんな講座を調べても、一部セラピーの内容になっている事が多いので、安かろう早かろうでは、知識技術ともに一部分のみの理解となります。

頭からつま先まで、理論と技術力の全てを網羅する講座は、最低でも10ヵ月~で、金額も100万円代になってきます。

開業資金

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開業をするには、どの様なスタイルで業務を行っていくかにより、必要資金は異なります。

また、個人事業という事になりますので、開業後に開業届(個人事業の開廃業等届出書)を1ヵ月以内に、青色申告(所得税の青色申告承認申請書)を2ヵ月以内に税務署に提出する決まりがあります。

① 実店舗を持つ 約800万円~

立地や坪数、居抜き、スケルトンなど、様々な店舗購入(賃貸)形式により、初期費用が変化します。

居抜き店舗であれば、内装や水道、空調などは既に出来上がっていますので、立地や広さにより、物件価格が変わります。

スケルトンであれば、内装や空調などをすべて取り除いた状態になりますので、物件価格以外に初期設備投資が必要になります。

私知る店舗の例を挙げると、スケルトン物件で、ベッド数5、ゲルマニウム温浴機1、その他更衣室・洗面所お手洗いなどを設置して、約800万円。

居抜き(元リラクゼーションサロン)物件でしたが、リフォームが必要だった為、ベッド数5、その他インテリアなどで、約1000万円はかかっていました。

それぞれ、これだけかかって、且つ、賃貸物件が多いので、月々家賃がかかります。

また、様々な施術や接客における、ランニングコスト、スタッフを複数人揃える場合は人件費もかかります。

家賃は、立地・広さによっても変化しますので、約30万円以上の所が多いかもしれません。

私がかつて利用していた店舗は、土地値も高い地域だったので、月約70万円でした。

駅ナカ店舗(テナント店舗)の場合は、それぞれ鉄道会社で坪単価を決め、坪数賃貸になります。

② 出張専門 約交通費のみ~

初期費用がかかりにくく、開業資金は比較的低価格です。

例えば、極端な話ですが、旅先のあんまマッサージの様に、ベッド・布団・タオルなどがあればできてしまう施術の場合、交通費以外はかかりません。

しかし、鍼灸やオイルトリートメントの様に、器材が必要な施術の場合は、その器材費用、運搬する為のアイテム費などがかかってきます。

③ マンションや自宅の一室に施術室を設ける 約20万円~

マンションの一室をサロンにする場合、サロン可能物件かどうかを確認する必要があります。

自宅の一室でも、マンション住まいの方は、管理会社や大家さんに、サロン可能かどうかを確認する必要があります。

これをした後に、必要器材をそろえて開業となります。

必要器材は、ベッド・ベッドカバー・施術着・タオル類など、施術に最低限必要な物から揃えておきたいです。

また、お客様用おもてなしの飲み物やコップ類や、癒し空間的な演出をする為のカーテンやパーテーションなども欠かせません。

鍼灸やオイルトリートメント、トレーニングなど、施術自体に器材が必要なサロンは、更に調達費用がかかります。

④ フランチャイズ 約500万円~

所属しようとする企業により、金額は異なりますが、約500~2000万円のフランチャイズチェーン加盟料がかかります。

ただ、整体学校から派生したフランチャイズチェーン店舗の場合は、学院で金額を決めるので、上記以下の金額になる事もあります。

フランチャイズチェーン加盟料のほかに、①②③の様に必要な経費がかかってきます。

この他にも、整体師の保険加入や広告媒体をどうしていくか、またそれにかかる費用などがあります。

身一つで開業という簡単なものでもなく、意外と大変なんだなぁと思われると思います。

これから開業する方は、どうしたら必要経費を少なく抑える事が出来るのかを熟慮して、出来る限りご自身の理想に近いサロンを手に入れてもらいたいと思います。

              
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