超長期スタンスの投資信託「結い2101」の特徴まとめ。数字に込められた想いとは?

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photo by shutterstock
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投資信託の中でも、ちょっとユニークな運用方法で知られる「結い2101」というファンドをご紹介します。

鎌倉投信「結い2101」の特徴

このファンドは、「鎌倉投信」という資産運用会社が運用している投資信託です。

この「結い2101」は、2101年に向けて「人と人、世代と世代を結び、豊かな社会を創造する」というコンセプトの元に成り立っています。

人や社会、地域とのつながりが薄れる時代において、「結びつき」というキーワードに特化した投資を行っています。

2101年というと、だいぶ先の話にも思えるのですが、「投資というものは1年、2年という、短期的な期間で利益を上げておしまい」というものではなく、投資先の企業が行う、事業や関わりを持つ人々(ステークホルダー)によって、「時間をかけてゆっくり育むもの」という考え方が、鎌倉投信には根付いております。

結びつきの“結いと2101年に向けて豊かな社会を創造する2101”というコンセプトが混ざり合い、「結い2101」というファンドの名称になっています。

これからの社会に本当に必要とされる会社、投資家の方が応援したくなるような会社に投資を行う投資信託となります。

以上の説明を見ると、投資に精神論を語っているようなところがあるのですが、決してイメージで投資を行っているわけではなく、きちんとした分析を明確にした上で、実績・経験豊富な運用担当者がファンド運用を行っているので、その点は心配ありません。

また、このファンドは分配金を出しており、年に1回決算期に出されていますが、「再投資」といって、分配されたお金は基準価額に盛り込まれる為、ゆっくり時間をかけて資産形成することを目的とされる方には向いています。

参考2013年7月期には500円の分配がありましたが、今のところ、それ以外での決算期において、分配金は出ておりません

結い2101の投資スタンス

このファンドの投資スタンスは、以下の通りです。

  • これからの日本に必要とされる企業であること
  • 顧客・消費者、社員とその家族、取引先、地域、自然・環境、そして株主を大切にし、持続的で豊かな社会を形成できる企業
  • 人材を活かす企業
  • 日本の匠な技術・優れた企業文化を持ち、感動的なサービスを提供できる企業
  • 循環型社会※を創る企業

※循環型社会…廃棄物等の発生抑制、循環資源の循環的な利用、及び適正な処分が確保されることにより、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会。

以上の事から、競争経営を行っている企業に投資をするのではなく、「共存の理念を元にした経営・オンリーワンの経営」を行っている企業に投資することを軸としているのが分かるかと思います。

資産への投資比率としては、株式への投資割合は「50%超え」を基本とし、非株式の割合は純資産額の「50%以下」としています。

また、外貨建て資産への投資は、純資産額の“「50%以下」としています。

「競争経営はNo」と言っているので、大企業と言うよりは中規模系の企業が主な投資先になります。

              
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結い2101の手数料・資産などデータ

販売手数料:手数料はかかりません。
信託報酬: 1.0800%
信託財産留保額:ありません
純資産額:約220億円

投資信託の指標となるデータ(数値は3年平均)

標準偏差:8.64
シャープレシオ:1.34

(補足:“標準偏差”は、値が小さいほどよく、“シャープレシオ”は、値が大きいほど良い)

※文中のデータの数値は、2016年2月時点のものです。実際に購入を検討された時期により、値が異なっている場合がございますのでご注意ください。

結い2101の投資先の企業(上位10社)

1位:第一稀元素化学工業
2位:亀田製菓
3位:タムロン
4位:三洋化成工業
5位:カゴメ
6位:堀場製作所
7位:マニー
8位:小林製薬
9位:サンエー
10位:ツムラ

以上のようになっています。

ご覧頂くと、カゴメやツムラのような消費者に近い企業が含まれていることが分かります。

これらの企業の中を覗いてみると、財務面で安定感があり、業績も急上昇とはいかなくても、着実に利益を上積みし、CSR※を重視している企業ばかりです。

※CSR…企業経営の根幹において企業の自発的活動として、企業自らの永続性を実現し、また、持続可能な未来を社会とともに築いていく活動のこと。

現在の組入れ構成比は、株式への投資が62.5%、債券が3.1%、コール・ローンその他が34.4%となっています。

年間の収益率は、直近の2015年では“+4.38%”で、2015年後半部分は、株式相場が下落基調でしたが、それでもしっかりプラスを維持できていたことが分かります。

基準価額・純資産額ともに、最近の荒れている相場環境を除き、長期的視点から見ると、しっかり伸ばしてきておりますので、ファンドに安定感があります。

このファンドへの投資をお勧めしたい方

  • 短期的な利益を追求しない
  • 社会貢献の大きい企業に投資を行いたい
  • 長期的視点でゆっくり資産を育みたい
  • 世代をまたぎ、繋げていく投資がしたい

このような方にお勧めのファンドだと言えます。

どうしても、競争第一の考え方だと、利益重視の経営になってしまいます。

ただ、そのようなグローバル社会の中で戦い続ける企業を否定することも出来ません。

そんな中でも、この鎌倉投信が重きをおいている、「社会貢献」に比重を傾けている企業も少なからず存在しています。

個別に投資を行うとなると、30年間という、長期間保有し続ける考え方は、あまり効率的ではありませんが、投資信託における長期投資では、30年ぐらいは投資期間として考えたいものです。

更に言えば、このファンドは世代を超えるほどの超長期スタンスを軸としていますので、一時的な好・悪環境に左右されることなく、ゆっくり自分の資産をここに「託す」という意味合いでは、最適のファンドではないかと思います。

鎌倉投信は、セゾン投信やレオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)と同じように、銀行や証券会社などを通さない「直販型」になりますので、他の金融機関からの購入は出来ません。

このファンドの投資を考える場合は、鎌倉投信に口座を開設する必要があります。

              
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