Amazonの法人・個人事業主向けの新サービス「Amazonビジネス」が便利だと取引先の方から聞いて気になっていました。
わが社でも偉い人の許可をもらって、自社の法人アカウントを作ってみました。
「個人用のAmazonアカウントと法人用アカウントと何が違うの?」「Amazonビジネスで何ができる?」
こんな疑問は、この記事を読んでいただければ解決すると思います。
Amazonビジネスサービスのレビューしてみます。
Amazonビジネス(Amazon Business)のメリットまとめ
「Amazonビジネス」とは、簡単に言うと法人向けのAmazonアカウントです。
会社名義でAmazonの買い物をするイメージです。
会社の備品調達でおなじみの「アスクル」「たのめーる」「カウネット」のような、法人向けオフィス用品通販を思い浮かべると、分かりやすいかも。
「法人価格で通常より安い価格で購入できる」というメリットは大きいです。
その他のAmazonビジネスのメリットをまとめてみました。
メリット
- 年会費・利用料は無料
- 法人価格で通常より安い価格で購入できる
- 個人事業主でも登録可能
- 「請求書払い」が可能
- Amazonでの買い物方法は、みんなよく知ってる
Amazonビジネスの年会費・利用料は無料
Amazonビジネスアカウントの新規登録・利用に関して年会費や利用料は一切かかりません。完全無料です。
ただし「Businessプライム」という法人版のプライムサービスに登録すると、年会費が発生します。商品がより早く届くなどのメリットがあります。
法人価格で通常より安い価格で購入できる
価格も法人向けの割引価格で購入できます。
Amazonビジネスアカウンでログインすると、法人価格が表示されます。※Amazonの全商品に適用されるわけではありませんが、価格面で損することはありません
購入する数が多いほど、割引になる商品もあります。
他社比較のための「叩き台」を作る目的でも使えそうです。Amazonビジネスでは商品の見積書(PDF形式)を印刷することができます。
オフィス用品、掃除道具、飲食店の消耗品など多大な品揃え。ノートPCや文房具、電動工具、調理器具など含め2億種類以上の商品をラインアップです。
小さな会社ですと、個人用のAmazonアカウントで備品など買っているケースもあるかと思います。今日からビジネスアカウントに切り替えたほうが、お得です!
【登録可能】個人事業主にもおすすめ!
個人事業主でもAmazonビジネスを利用できます。
副業サラリーマンやフリーランスとして開業している方にも、おすすめできます。例えばブロガーやアフィリエイターでもOK!
個人事業主の場合、以下のいずれか1点を提出を求められます。
- 開業届出書: コピー1部
- 過去2年以内の所得税青色申告決算書: コピー1部
- 過去2年以内の青色申告承認申請書 : コピー1部
ただし個人事業主でも「白色申告」を選んでいる場合は登録できません。白色申告の個人事業主は登録の対象外です。
法人の場合は、特に必要な提出書類はありません。
1つのビジネスアカウントを使って、権限の違う複数ユーザーで商品購入ができます。
ビジネスアカウント内でグループ設定も可能です。注文時にグループを選択できるので、各部署に分けて発注・管理できます。
Amazonビジネスなら「請求書払い」が可能
Amazonビジネスでは、請求書払いに対応しています。購入した代金をまとめて後払いする方法のことを「請求書払い」といいます。
1ヶ月間に購入した商品の請求書が翌月1日にメールで送られてきます。
Anmazonビジネスの請求書払いは、月末で締め翌月末払いです。(月末で集計して、翌月末が支払期限)
ただし請求書払いを利用するには、事前申し込みが必要で、審査もあります。
審査によって購入限度額(買い掛けの限度額)も設定されます。
Amazonでの買い物方法は、みんなよく知ってる
私が思う「Amazonビジネス」のメリットは、みんなが慣れ親しんだ「プラットフォーム」である点ですね。
皆さん一度くらい、Amazonで買い物をしたことはあるはずです。
どうやって「商品を探して」どうやって「カードに入れて」どうやって「購入ボタンを押すのか」、説明しなくても手順がなんとなくわかる。
購入ボタンを押したら「いつ頃」「どうやって」届くのかも何となく想像できます。
これはすごいメリットです。
今まで買い物をしたことないサイトで買い物するのって、すごく面倒な気持ちになるのわかりませんか?さらに会社の場合、買い方の説明(「このサイトってどうやって買うの?」など)を求められることもあります。
ストレスもなくなって、備品購入もスムーズになるかもしれません。
「Businessプライム」サービスについて
Amazonビジネス会員向けプライムサービスが「Businessプライム」です。
Amazonの迅速な配送がビジネスでも変わらず利用可能になります。
Businessプライムの主な特典はこちらです。
- 無料の配送特典
プライム配送対象商品の当日お急ぎ便、お急ぎ便、お届け日指定便が無料で使い放題。より早い商品配送が可能になります。 - 特別取扱商品の取扱手数料が無料
Amazonプライム対象商品は、一部特別取扱商品の取扱手数料※が無料になります。
※特別取扱商品というのは、サイズが大きな商品や重量が重い商品など、配送時に特別な取り扱いをする商品です。 - プライム会員限定先行タイムセール
タイムセールの商品を、通常より30分早く注文できます。 - プライム限定価格
一部の対象商品を、通常の価格よりも割引されたプライム限定価格で買うことができます
Businessプライム会員の独自特典として、購買分析ダッシュボード機能、購買コントロール機能などもあります。(Essentialsプラン不可)
個人向けの「Amazonプライム」で提供されている「Amazon Music」や「プライム・ビデオ」といったサービスは使用はできません。
「Businessプライム」の料金体プランは4種類
Businessプライムの料金プランは4種類です。
- Essentialsプラン(月額3,900円)
最大 3 ユーザーまで - Smallプラン(月額1万3,500円)
最大 10 ユーザーまで - Mediumプラン(月額3万7,800円)
最大 100 ユーザーまで - Unlimitedプラン(月額27万円)
ユーザー数 無制限
実際に「Amazonビジネス」を利用してみた
私もサラリーマンです。わが社ではまだ「Amazonビジネス」のアカウントを取得していなかったので、思い切って偉い人に聞いてみました。
上司「Amazonの法人アカウント?・・・良いよ」
まさかの2つ返事でOKがでました!(さすがAmazon…)
実際にAmazonビジネスアカウント作成までの手順です。
Amazonビジネスのページへアクセス
Amazonビジネスのページにアクセスします。下記リンクからアクセスできます。
真ん中の黄色いボタン「無料登録はこちら」をクリックします。
使用するEメールアドレスを入力します
ビジネスアカウントで使用するEメールアドレスを入力します。
Eメールアドレスまたは注文履歴などをビジネスアカウントに引き継ぎたい場合には、個人アカウントのEメールアドレスを入力します。
ただし一度ビジネスアカウントに登録されると、同じEメールアドレスで登録された個人アカウントの注文はできなくなります。
個人アカウントで使用していたアドレスを、入力するとビジネスアカウントに切り替わり、もう個人アカウントには戻せませんよ、という意味です。
特に理由がない限り、新規のEメールアドレスを使用することをお勧めします。
会社情報の入力します
会社情報を入力します。
個人事業主の場合、アップローダーに先ほど紹介した書類のコピー(PDFまたはjpg形式)をアップロードします。
法人の場合は、一切提出書類はありませんので何もしなくてOKです。
申請手続き完了
これで申請手続きは完了です。3営業日以内に審査の可否が登録したアドレスに届きます。
手続きはほんの2~3分で終わる簡単なものです。
あとは「やる」か「やらないか」を決定するだけ。登録は自体は無料です。
追記:「ご確認依頼:書類ご提出-Amazonビジネスアカウント登録に関して」というメールが届く
Amazon Businessへお申し込みいただきありがとうございます。
アカウント登録いただいた在籍者からのお申込みである事の確認がとれなかったため、ご連絡を差しあげております。 次のリンクから以下の書類のうち1点をアップロードしていただきますようお願いいたします。
- 過去6か月以内に発行された、企業名および本社所在地が明記されている公共料金の領収書
- 企業名および本社所在地が明記された印鑑証明書
- 企業名および本社所在地が明記された法人設立届出書
- 過去6か月以内に発行された、ご自身の連絡先名および企業名が明記されている社判つき在籍証明書
- 企業名およびご自身の連絡先名が明記されている社員証
セキュリティ上の理由により、書類をメールで提出しないようお願いいたします。 情報をお送りいただいてから、3営業日以内に返信いたします。
こんなメールが届きました。
「一応、申請者が会社に在籍しとるか証拠みせて!」って意味ですかね。
印鑑証明書とか法人設立届出書を引っ張り出すのも面倒だったので、水道料金の明細をスキャンして、JPGデータを専用のアップローダーで提出しました。
提出後Amazonから正式に登録が受理された旨のメールが届きました。
Amazonビジネスにアクセスしてみると、やはり微妙に違いますね。シックなデザインです。
商品の買い方や支払いなどは個人アカウントとほぼ同じでした。