イオンSUGOCAカードってどんなカード
JR九州のICカード乗車券「SUGOCA(スゴカ)」とイオンカードの機能が一体化した「イオンSUGOCAカード」をご紹介します。
イオンSUGOCAカードの特徴
イオンSUGOCAカードは一言でいうと「イオンカード」とICカード乗車券「SUGOCA」が一体となったカードです。
カードのデザインを見てもらえばわかる通り、ベースはイオンカードなので、イオンカードの機能が主体となっています。
普通のイオンカードと違うのは、搭載されている電子マネーが「WAON」ではなく「SUGOCA」が搭載されている点です。
イオンSUGOCAカードで商品代金を支払えば、ときめきポイントが貯まります。
イオンSUGOCAカードの利用金額に応じて「ときめきポイント」がたまります。
利用200円(税込)ごとに1ポイント。
貯まったポイント数に応じて素敵な商品との交換やポイント移行できます。
交換・移行先 | 移行レート | 手数料など |
イオン商品券に交換 | 1,000ポイント(1,000円分)以上、 500ポイント(500円分)単位 | 交換手数料250ポイントが必要 |
JCBギフトカードに交換 | 1,000ポイント(1,000円分)以上、 1,000ポイント(1,000円分)単位 | 交換手数料250ポイントが必要 |
d POINT(ドコモポイント)に移行 | 1,000ポイントより、500ポイント単位 | d POINT CLUB会員 |
JALマイレージバンクのマイルに移行 | 1,000ポイントより、500ポイント単位 | 要JALマイレージバンク(JMB)会員 |
※通常のイオンカードはときめきポイント⇒WAONポイント⇒WAONとポイント移行が可能ですが、イオンSUGOCAカードはこのポイント移行の対象外ですので、WAONへポイント移行できません。
イオンSUGOCAカードのデータ
イオンSUGOCAカードは入会費も年会費も無料です。
年会費・入会費 | 無料 |
ETCカード年会費・入会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
付帯保険 | カード盗難保障無料付帯 |
イオンSUGOCAカードとJQ SUGOCAの違い
またJR九州が発行する「JQ CARD」というクレジットカードにもイオンクレジットサービス提携カードの「JQ SUGOCA」というカードがあります。
JR九州での駅ビルでの買い物特典やインターネット列車予約において、JQ CARD会員限定の「eきっぷ」「e早特」の購入が可能です。
イオンSUGOCAカードでWAONを利用するには?
先にも紹介しましたが、イオンSUGOCAカードにはWAONは通常搭載されていないため、WAON支払いが条件となるポイント倍デーなどを利用する際は「WAONカードプラス」が必要になります。
「WAONカードプラス」はクレジットカードと紐つけされた特別なWAONです。発行手数料が300円かかります。
使い方は通常のWAONカードと同じですが、現金からのチャージはもちろん、イオンSUGOCAカードからのクレジットチャージも可能です。
また、WAON残高が少なくなったときに自動的にチャージされる「オートチャージ」も利用可能なのもWAONカードプラスならではの特徴です。
クレジットカードとは別カードとなってしまいはしますが、SUGOCAとWAON2つをうまく使い分けたい方は二枚をお財布に入れておきましょう。
ICカード乗車券SUGOCAの特徴・使い方
JR九州管内のSUGOCA利用エリアは「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」「長崎エリア」「宮崎エリア」「鹿児島エリア」の4つに分けられています。各エリアをまたがっての利用は出来ません。九州新幹線での乗車券としての使用はできません。
また全国のマークのある鉄道、バス等でもSUGOCAで精算することができます。
下記のIC乗車券の利用可能エリアであれば相互利用できます。
出張や旅行先が上記のIC乗車券の対応の地域では、わざわざ切符を買わずにタッチアンドゴーで鉄道・バスなどを利用できます。
注意点としては、イオンSUGOCAカード(その他のSUGOCA一体型クレジットカードも)は定期券機能がありません。
通学や通勤で鉄道などを利用する方には、クレカ一体型のSUGOCAは不向きと言えます。
SUGOCAの鉄道利用で貯められるSUGOCAポイント
JR九州エリア内(北九州モノレール含む)での鉄道利用で貯まる
1回の乗車あたり、自動改札機で引かれた運賃×1%分のSUGOCAポイントが貯まります。SUGOCAを利用して自動改札機を入出場した場合の利用運賃がポイントの対象です。
ただし下記の場合は対象外です。
- 相互利用先であるJR九州エリア以外のエリアで利用した場合
- JR九州のSUGOCAエリア外に乗り越した場合
- 他社のICカード乗車券でJR九州線を利用の場合
自由席特急券の購入で5%のポイントが貯まる
カード残額を使ってSUGOCAエリア内の駅までの自由席特急券を購入しても、特急料金×5%のSUGOCAポイントが貯まります。
JR筑肥線/唐津線⇔福岡市地下鉄でもポイント貯まる
SUGOCAのカード残額を使って、JR筑肥線/唐津線⇔福岡市地下鉄で乗り換え(各路線で入出場)すると、乗車区間に関係なく10ポイントのSUGOCAポイントが貯まります。
SUGOCAを買い物に利用して貯められるポイント
SUGOCAポイント対象加盟店でSUGOCAを使って決済すると、SUGOCAポイントが貯まります。(ポイント付与の有無、付与率は店舗によって異なります)
200円に1ポイント(0.5%)の加算をしているお店が多いようです。
吉野家でもポイントがもらえる店舗ありました。その他どんなお店があるのか気になった方は下記で調べてみてください。
SUGOCAポイントの使い道
貯まったSUGOCAポイントは、ポイントチャージ機能付自動券売機でSUGOCAのカード残額に移行できます。
100ポイント単位で残高移行ができます。1P=1円となります。
複数枚のSUGOCAポイントの合算はできません。
イオンSUGOCAカードとJQ CARDを迷っている。どっちがいい?
ここで簡単におさらいしてみましょう
イオンSUGOCAカードの特徴
- イオンカードが主体なので、イオンでの買い物にメリットが多い
- 鉄道利用においては利便性以外のメリットが無い
JQ CARDの特徴
- JR九州が発行するカード。鉄道利用が多い人は利便性もポイント還元もメリット大
- SUGOCAのチャージ(オートチャージ)で唯一クレジットカードからチャージ可能で、ポイントも貯まるカード(※)
- 鉄道利用以外のメリットが少ない
※JQ CARDにも様々な種類があり、中にはオートチャージに対応していないカードもあります。
カード選びの決め手
SUGOCAを使う・使いたいことが大前提ですが、その他の利用も考えてみましょう。
何より鉄道(JR九州)利用が多いという人は、JQ CARDが良いと思います。
しかしそうではなく、鉄道はたまーに乗るくらい。でも毎回切符買うために券売機に並ぶのも面倒くさい。改札機をピッとやってスムーズに通ってみたい。
買い物はイオンやマックスバリュなどへよく行く。
こういう方には年会費無料の「イオンSUGOCAカード」が断然おすすめです。
主婦層をターゲットにしたイオンカードですので、専業主婦の方でも審査通過しやすいと思います。
イオンカードとしての基本的な機能は既に備えていて、さらにSUGOCAの利便性がプラスされていますから、イオンカード並みの評判とそれ以上の機能を備えていると言っていいと思います。