三井住友VISAカードのクラシックカードは最もベーシックなクレジットカードの1つだと個人的に思います。
三井住友VISAクラシックカードには、先ほど紹介した通り「クラシックカード」「クラシックカードA」という2種類あります。
また一般向けのカードと学生用のカードでも、内容は若干違ってきます。
クレジットカード付帯保険とは?
まずはそれら違いを説明する前に、内容に関係してくる「クレジットカード付帯保険」について簡単に説明します。
現在は様々な種類のカードが発行されていますので、それらに付帯する保険のバリエーションも増えています。
しかしながら、一般的にクレジットカード付帯保険と言えば
- 海外・国内旅行保険
- ショッピング保険(買い物保険)
の2つが一般的です。
旅行保険
旅行代金をクレジットカードで支払った際に付帯する保険です。
旅行保険と一口にいっても複数の担保項目があるのが普通です。三井住友VISAカードでは海外旅行保険について下記のような担保項目があります。(ここでいう被保険者とはクレジットカードの名義人かつ旅行代金を支払い現地へ赴く本人のことです)
傷害死亡・後遺障害 | 被保険者が旅行期間中に偶然な事故が原因で死亡された場合または後遺障害が生じた場合に保険金が支払われます。 |
傷害治療費用 | 被保険者が旅行期間中に偶然な事故により身体にケガを負い、医師の治療を受けた場合に保険金が支払われます。 |
疾病治療費用 | 被保険者が旅行期間中または旅行期間終了後48時間以内に発病した疾病によって、旅行期間終了後48時間を経過するまでに医師の治療を受けた場合に保険金が支払われます。 |
賠償責任 | 旅行期間中に偶然な事故により、被保険者が他人の身体または財物に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。 |
携行品損害 | 旅行期間中に携行する身の回り品(被保険者の所有するもの)が盗難・破損・火災などの偶然な事故により損害を受けた場合に保険金が支払われます。 |
救援者費用 | 旅行期間中に死亡・入院・行方不明・遭難した等の場合、その家族が現地に赴く際の支出に対して保険金が支払われます。 |
一般向けカードでは傷害死亡・後遺障害は最大2,000万~程ですが、ゴールドカード以上のハイクラス層向けカードでは最大5,000万~1億に設定されていることもあります。
ショッピング保険
ショッピング保険は、カード決済で購入した商品が破損したり、盗難、火災などの偶然の事故により損害を被った場合に補償される保険です。
カード会社によっては「ショッピングガード保険」、「ショッピング・プロテクション」という言い方をする場合もあります。三井住友VISAカードは「お買物安心保険」とうたっています。
三井住友VISAクラシックカードの「お買物安心保険」では、カードで購入した商品の破損・盗難による損害を、90日間補償してもらえます。年間100万円まで自己負担は3,000円です。
※補償の対象とならない商品やケースはあります。また補償限度額はカードの種類によって変わってきます。またクラシックカードではお買物安心保険の条件としてマイ・ペイすリボ登録が必要。
自動付帯と利用付帯
また保険が適用される条件として、利用付帯と自動付帯という2種類があります。
「付帯」とは主となる物事に付け加わる・付随しているという意味です。
利用付帯は、商品・サービスの代金をクレジットカードで支払うことで、保険が付帯されます。
自動付帯は、字のごとくクレジットカードを持っているだけで、自動的に保険が付帯されます。
例えばクラシックカードAの海外旅行時傷害死亡・後遺障害は利用付帯が1,700万円、自動付帯が300万の合計2,000万円(上限)となります。
クラシックカードA | ||
海外旅行時傷害死亡・後遺障害 | 利用付帯 | 最高1,700万円 |
自動付帯 | 最高300万円 | |
合計 | 最高2,000万円 |
これは旅行代金をクラシックカードAで支払っていなくとも、万が一の場合は最高300万年が補償され、さらに旅行代金をカード決済していれば最高1,700万円の補償もついてくるという意味です。
このように保険金額も大切ですが、保険が適用される条件のチェックもしっかりと行いましょう。
三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAの違いは?
旅行先での死亡・後遺障害に関する補償
この2つの違いはクレジットカードに付帯する「旅行保険」の補償内容の違いです。
クラシック | クラシックカードA | ||
海外旅行時傷害死亡・後遺障害 | 利用付帯 | 2,000万円 | 1,700万円 |
自動付帯 | 0円 | 300万円 | |
合計 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 | |
国内旅行時傷害死亡・後遺障害 | 利用付帯 | 0円 | 1,700万円 |
自動付帯 | 0円 | 300万円 | |
合計 | 0円 | 最高2,000万円 |
この保険は旅行中の事故による「ケガが原因で死亡」、または「後遺障害」が生じた場合に補償が受けられるものです。
クラシックカードですと、見ての通り国内旅行に関しての補償はありません。
また同じ海外旅行時の2,000万円に関しても、クラシックは「利用付帯のみ」に対して、クラシックカードAは「自動付帯」だけでも300万円の補償が受けられます。
利用付帯は、旅行代金(航空機などの旅客運賃)をクレジットカードを使って支払っている場合にのみ適用されます。その一方の「自動付帯」を当該カード利用の有無に関わらず自動的に補償されます。
※詳しい適用条件につきましては、公式HPで確認ください。
ただ、個人的には「海外旅行時傷害死亡・後遺障害」に関して、クラシックカードAは自動付帯300万円と言うのは十分なメリットではないと思います。
海外旅行に関して言えば、どちらのカードであっても旅行代金をカード払いにすれば同様の保障内容だからです。
国内旅行に関して言えば、クラシックでは全く保証されませんので、クラシックカードAのアドバンテージは大きいです。国内旅行で補償されるのは傷害死亡・後遺障害のケースのみです
旅行中のケガ・疾病に関しての補償
その他の担保項目も比較してみます。(上記金額は限度額です。詳細はこちら)
担保項目 | クラシック | クラシックカードA |
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
(傷害治療費用) 海外旅行時、怪我をしたら | 50万 | 100万 |
(疾病治療費用) 海外旅行時、病気で入院したら | 50万 | 100万 |
(賠償責任) 海外旅行時、法律上の賠償責任を負ってしまったら | 2,000万 | 2,500万 |
(携行品損害) 海外旅行時、身の回りの品が盗まれたり・壊れたら | 15万 | 20万 |
(救援者費用) 海外旅行時、長期入院し、家族が現地に赴く際の支出に対して | 100万 | 150万 |
金額の差も然ることながらやはり重要なのは、付帯の条件でしょう。
クラシックカードAは海外旅行時のお守り代わりにとても心強いということです。
クラシックとクラシックカードAの違いまとめ
- クラシックには国内旅行に関する補償がない
- クラシックカードAは国内・海外旅行とも補償内容が充実
■海外旅行に行く人→クラシックカードAを選ぶべき
■旅行に全く行かない人→クラシックカードでも良い
三井住友VISA一般カードと学生カードの違い
クラシック(一般)と(学生)の違い
学生用のクラシックカードは在学中は年会費無料です、
クラシック(一般) | クラシック(学生) | |
年会費 | 税抜1,250円+税 初年度年会費無料 翌年度以降も条件付無料 | 在学中は年会費無料 |
クラシックカードA(一般)と(学生)の違い
学生カードは一般カードに比べて、年会費は1,000円安い250円です。
クラシックカードA(一般) | クラシックカードA(学生) | |
年会費 | 税抜1,250円+税 初年度年会費無料 翌年度以降も条件付無料 | 初年度年会費無料 次年度以降税抜250円+税 (卒業予定年※まで) |
※卒業予定が延長される場合は、インターネットで手続きをすればカード年会費の優遇も延長されます。(一部ケースを除く)
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学生カードだけに付帯できる「ライフ&スポーツ賠償付自転車保険」
任意の保険になりますが、「ライフ&スポーツ賠償付自転車保険」へ無料で加入できます。
国内外での自転車搭乗中の事故により死亡・後遺障害を負った場合、他人の財物に損害を与え法律上の賠償責任を負った場合を最高100万円の補償を受けられます。
申し込みにはカード送付時に同封するハガキでの申し込みが必要です。
海外旅行保険に関して内容の違いは一般・学生とも違いはありませんので、学生であれば年会費・保険が優遇されている「学生カード」を選ぶべきです。
学生カードの申し込み資格
申し込み資格は満18歳以上の学生の方(高校生は除く)となります。満18歳以上でも学生でない方は申し込みは出来ませんので、一般カードの区分となります。
また研究生・聴講生・科目履修生・語学学校生・予備学校生・認可校以外の専門学校生の方は、学生カードの申し込みができません。
また学生であっても未成年の場合は親権者の同意が必要です。
インターネットで申し込みすると、約1週間で手元に到着いたします。