東海道新幹線のネット予約&IC乗車サービス「プラスEX」を利用しました。
簡単に新幹線の座席を簡単に予約できました。
プラスEXの特徴
プラスEXとは先にも出ましたが「東海道新幹線(東京~新大阪間)のネット予約&IC乗車サービス」となります。
パソコン・スマホから簡単に東海道新幹線の乗車(普通車指定席/自由席・グリーン車)の予約が可能です。
乗車日当日でも予約できます。
利用者 | 会員本人のみ |
最大予約可能数 | プラスきっぷ:1回の操作で、大人・小児の合計2~6名(小児は1名から予約可能)まで |
年会費 | 500円(税抜) |
サービス提供区間 | 東海道新幹線 (東京~新大阪) |
プラスEXを始めるのに必要なもの
- プラスEX対応のクレジットカード
1つだけ必要なものはプラスEXに対応可能なクレジットカードです。
ちなみに「プラスEX」のEXとはエクスプレス(express)の事で、基本的に新幹線の事を指し示しているかと思います。(「予約が早い」という意味合いもあるのかもしれません。未確認。)
簡単に言うと「プラスEX」とは、「現在持っているクレジットカードで新幹線予約を可能にする・予約機能をプラスする」という意味合いです。(未確認)
実際にプラスEXを使って乗車した切符賃は、申込をしたクレジットカードへ請求されます。
またどんなカードでも、プラスEXを利用できるとは限りません。
プラスEX対応可能なクレジットカード一覧
下記がプラスEXに対応しているクレジットカードです。
複数枚カードを所持している方なら1枚くらい、該当するカードを持っている可能性は高いです。沢山カードを持ちたくない方は「プラスEX」がおススメです。
JCB | カード番号が「354」から始まる㈱ジェーシービーおよび提携する各社が発行するクレジットカード |
三井住友カード | 三井住友カード㈱が発行するクレジットカード・VJAグループが発行している一部クレジットカード |
三菱UFJニコス | 三菱UFJニコス㈱および三菱UFJニコス㈱と提携する各社が発行する個人向けのクレジットカード |
トヨタファイナンス | トヨタファイナンス㈱が発行する個人向けのクレジットカード |
アメリカン・エクスプレス・インターナショナル | アメリカン・エクスプレス・インターナショナル, Inc.が日本国内で発行する個人向けクレジットカードおよびビジネス・カードが対象 |
イオンフィナンシャルサービス | ㈱イオン銀行が発行する個人向けクレジットカードが対象 |
セディナ(OMCブランド) | ㈱セディナが発行する個人向けのクレジットカードのうち、カード券面左下のアルファベットが「OM」のカード及び「SMBC JCB CARD」<ゴールドカード・クラシックカード>が対象 |
シティカードジャパン | シティカードジャパン㈱が発行するクレジットカードが対象となります。 |
各社が発行しているカードでも、中にはプラスEXに対応していないカードもありますので、詳しくはJR東海またはカード各社へお問い合わせください。
私はリクルートカードで申込みしています。
プラスEXのメリット
プラスEXを利用するメリットを挙げてみたいと思います。
- 新幹線の予約がパソコン・スマートフォンでとても簡単
- 通常購入よりも安い価格で乗車できる(普通車指定席/グリーン車)
- 予約の変更は手数料無料※
- チケットレス。プラスEXカードを改札でかざして「タッチ&ゴー」
- 「IC早特(プラス)」(乗車日の3日前かつ23:30までの予約)で割引率アップ
- 「こだま☆楽旅IC早特」(乗車日の3日前かつ23:30までのこだまグリーン車予約)が格安で予約できる
- JR東海エクスプレスカードを使って行う「エクスプレス予約」よりも年間手数料が安い
※座席の変更は改札通過前で、かつ発車時刻の6分前までに限ります。予約のキャンセル(払戻)には手数料が必要です。
通常の乗車よりどれくらい安いか?
普通車指定席の乗車方法・予約方法によってどのくらい差があるのか調べてみました。
普通車指定席 | 大人1人料金 | 通常料金(通常期)との差額 | |
東京⇒新大阪 | 通常切符 (通常期) のぞみ | 14,450円(±200円※1) | ー |
通常切符 (通常期) ひかり・こだま | 14,140円(±200円※1) | ー | |
プラスEX (「IC早割プラス」なし) のぞみ・ひかり・こだま | 13,940円 ※2 | のぞみ:-510円 ひかり。こだま:‐200円 | |
プラスEX (「IC早割プラス」適用) のぞみ・ひかり ※3 | 12,340円 | のぞみ:‐2110円 ひかり:‐1800円 | |
プラスEX「こだま☆楽旅IC早特」(グリーン車指定席) こだま | 11,200円 | ‐7,720円 (通常グリーン車料金18,920円) |
※1 通常切符の場合、繁忙期か閑散期かで料金が上乗せまたは割引されます。閑散期に特急の普通車指定席をご利用の場合、通常期の指定席特急料金から200円引きとなります。繁忙期の場合は、通常期の指定席特急料金に200円増しとなります。
※2 プラスEXサービスは、繁忙期・閑散期関係なく、通常切符(ひかり・こだま)の閑散期料金が適用されます。またどの種類の列車を利用しても価格は同じです。
※3 IC早割(プラス)は東京~新大阪区間の朝6時台に出発する「のぞみ」もしくは終日の「ひかり」に適用されます。
ちなみにのぞみ・ひかり・こだまの違い
ついでにのぞみ・ひかり・こだまの違いをまとめてみました。
東京⇒大阪間 | のぞみ | ひかり | こだま |
停車駅 | 東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪(5駅) | 列車によって停車駅が変わる(13駅程度) | 東京・品川・新横浜・小田原・熱海・三島・新富士・静岡・掛川・浜松・豊橋・三河安城・名古屋・岐阜・羽島・米原・京都・新大阪(16駅) |
所要時間 | 約2時間23分 | 列車によって停車駅が変わる(約3時間) | 約4時間 |
指定席 | 14,450円 | 14,140円 (のぞみとの差額310円) | |
自由席 | 13,620円 |
IC早割(プラス)とは?
IC乗車サービスで出来るいわゆる「早割」です。(乗車日の3日前(23:30)まで)
※1 通常の切符は自由席であれば他の新幹線に乗れますが、IC早割(プラス)で予約した場合それは不可。
設定区間 | 東京・品川・新横浜~名古屋・京都・新大阪 |
対象列車 | 乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」、もしくは終日の「ひかり」 |
対象車両 | 普通車指定席・グリーン車 |
注意点 |
|
※1 通常の切符は自由席であれば他の新幹線に乗れますが、IC早割(プラス)で予約した場合それは不可。
こだま☆楽旅IC早特(プラス)とは?
IC乗車サービスで乗車日の3日以上前に「こだま」を予約すると、グリーン車へ普通車自由席並みの価格で乗車できます。
こだまは各駅停車で、のぞみ・ひかりに比べ乗車時間はかかりますが、逆に急ぎで無い場合は格安の値段でグリーン車での移動を楽しむことが出来ます。
設定区間 | 東海道新幹線(東京~新大阪)の各駅相互間 |
対象列車 | 終日の「こだま」 |
対象車両 | グリーン車 |
注意点 |
|
割引額は下記のようになります。
東京・品川 ⇔ 名古屋 | 9,000円 (通常料金より‐5,470円お得) |
東京・品川 ⇔ 新大阪 | 11,200円 (通常料金より‐7,720円お得) |
IC早割(プラス)とは少し区間設定が異なり、隣り合う駅1区間でもOkです。
プラスEXカード取得から予約方法
プラスEX申込手順からプラスEXカード到着まで
プラスEXの申し込みはカード会社各社のHPからできます。
例えばリクルートカードプラス(JCB)でしたらJCBカード会員専用の「MY JCB」で申し込みできます。
名前・カード情報・電話番号などを入力すれば、2-3週間で「プラスEXカード」がJR東海から簡易書留で届きます。
「プラスEXカード」到着後、スマートフォン・パソコンなどからJR東海プラスEXホームページへアクセスし、画面の案内に従って「会員登録」を行います。
プラスEXでの座席予約方法
スマホで座席を予約してみましょう。
JR東海プラスEXホームページへアクセスし、ログインを行います。
「予約」を選んで、自分が乗車したい日にち・時間・区間・人数などを入力します。↓
すると検索条件に近い候補が複数表示されます(左)。
希望の列車を選択すると今度は希望の席の予約です。まず自分が乗りたい車両を選択します。(左)
※今回わたしは「こだま」を選んだので、「こだま☆楽旅IC早特」を使って格安でグリーン車の席を予約できます。
なんと普通車自由席並みの値段でグリーン車に乗車することが出来ました
あとは指定した車両の席を選びます(左)
これで予約は完了です(右)
改札通過の方法
★(準備中)
プラスEXカードを使って改札機を通り抜ける時に、小さなチケットが改札機の先のほうから出てきます。
この小さなチケットは、新幹線の車内で車掌さんの検札を受ける時に必要となりますので、取り忘れることのないように、必ずピックアップしてください。
プラスEXサービスの解約・退会方法まとめ
もしも「プラスEXは自分には合わなかった」「新幹線に乗ることが無かった」そういう場合は、そのままにしておいても年会費が掛かってしまいますので、サービスの解約を行いましょう。
プラスEXの解約はカード会社へ、その旨申し出ましょう。
どのカード会社も電話で受け付けてもらえます。
JCB | 東京:0422-76-1700 大阪:06-6941-1700 福岡:092-712-4450 札幌:011-271-1411 |
三井住友カード | 0570-004-980 |
三菱UFJニコス | UFJニコス:03-3770-1166・06-6533-6633 DCカード:参考 |
トヨタファイナンス | 052-239-2811 |
アメリカン・エクスプレス・インターナショナル | 0120-974-990 携帯電話からは 03-3220-6100 |
イオンフィナンシャルサービス | 052-239-2811 |
セディナ(OMCブランド) | 0120-086-315 携帯電話からは 052-300-1515 |
シティカードジャパン | 0120-369-527 |
プラスEXとエクスプレス予約との違い
2つの違いをまとめてみました。
これはよく言われることですが、新幹線を頻繁に使用する方は断然「エクスプレス予約」がおススメです。
割引額も大きいですし、
JR東海エクスプレス・カードやJR西日本J-WESTカードを申し込みする必要があります。
ビューカードの場合、モバイルSiuicaが必要で、「ビュー・エクスプレス特約」にも申し込みをしなくてはいけません。
エクスプレス予約に必要なカード
エクスプレス予約に必要な主なカードについてまとめてみました。
JR東海エクスプレス・カード | JR西日本J-WESTカード・エクスプレス | |
年会費(税抜) | 1,000円 | |
ポイント付与 | 1000円で1P | 1000円で5P |
ポイント交換最小単位 | 100P→楽天スーパーポイント500ポイントなど | 800P~→商品交換など |
お世辞にも普段使いできるカードとは言えません。多くの人がエクスプレス予約の専用カードになっているかと思います。
プラスEX(ICサービス(プラス))のデメリット・メリット(再)
IC乗車券で料金が割り増しになってしまうケース
ICサービス(プラス)を使うにあたって注意しなくてはいけない点についてもご紹介しておきましょう。
在来線と乗継ぐ場合、全乗車区間のおねだんは、プラスEXのおねだんと在来線部分のおねだんの合計額となり、通常のきっぷを利用するよりも割高となる場合があります。
たとえば、緑の窓口で購入した乗車券には、乗車できる範囲が「大阪市内」や「東京都区内」となっていて、新幹線を降りた後に市内や都区内の在来線に乗る料金が含まれています。その範囲内の在来線の駅で乗降するなら追加の乗車料金は不要です。
ICサービス(プラス)は乗車券と新幹線特急券が一体化した特別なサービスなので、そこに含まれているのは新幹線の乗車駅と降車駅の間だけの乗車料金と新幹線特急料金です。
ですから、大阪から在来線で新大阪に行き、新大阪から東京まで新幹線に乗り、また在来線に乗り換えて上野まで行った場合、新幹線に乗る前後の在来線の料金(大阪から新大阪と東京から上野まで)は別途、乗車料を支払わなくてはならず、これが意外と高いものにつく場合があるのです。
大阪⇒上野まで | 大阪⇒新大阪 | 新大阪⇒東京 | 東京⇒上野 |
切符(在来線料金含む) | 14,450円 (閑散期の場合14,250円) | ||
ICサービス(プラス) (在来線料金含まない) | 160円 | 13,940円 | 160円 |
合計14,260円 |
上記内容で閑散期だと10円高くつきます。在来線の移動距離が増えればもっと価格差が出る可能性があります。
このケースならIC早割(プラス)で前もって席を予約しておけば、もっと安く乗れますしね。
グリーンプログラムを利用できない
グリーンポイントは座席のグレードアップのために使えるポイントで、普通車からグリーン車にアップグレードできるエクスプレス予約だけの特典プログラムです。
乗車区間に応じてグリーンポイントが貯まります
東京⇔新大阪間ですと、ちょうど6往復してのぞみのグリーン車へアップグレードが可能になります。
プラスEXを利用していてもこのポイントプログラムを利用できません。
クレジットカード利用の視点からプラスEXを使うメリット
最後にクレジットカードに着目したメリットをまとめます。
- サービス利用開始のハードルが低い(エクスプレス予約はクレジットカード申し込みがスタート)
- クレジットカードの枚数を増やさずに済む
- カード枚数を増やさないということは、口座管理が楽
- 年会費無料のカードとプラスEXを紐付ければ年間+500円で維持できる
- 新たなクレジットカードが必要となるエクスプレス予約に比べて、プラスEXはポイントが分散せずメインカードに集約できる。
- 東海エクスプレスカードやJ-WESTカードよりもポイントが貯めやすいクレジットカードとプラスEXを紐付けすることで、ポイント・マイル還元を使ってその割引差を埋めることは十分可能です。
今回初めてプラスEXで新幹線を予約し、タッチ&ゴーでスムーズな乗車を体験しました。「こだま☆楽旅IC早特」のおかげもあって、生まれて初めてグリーン車に乗ることができました。
是非皆さんも快適な旅のお供にIC乗車サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
*
ここまでお読みいただいてもプラスEXはよくわからない・面倒くさいという方にはシナジーチケットという新幹線チケット販売サイトはいかがでしょうか。
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